黄色い水仙の花言葉

 

私たちが同じ時間を共有したのは

たったの2ヶ月だ。

 

「都会の男女の恋愛法」で

2人が運命的な恋をしたあの季節も2ヶ月だ。

 

たった2ヶ月に囚われて

未練がましいと

 

 

 

でも、忘れられないし

恋しいし

時間なんて関係ないって

言い返したくなる。

 

 

私たちは

学生時代に2年間同じクラスだった。

 

でも、特別仲の良い関係ではもちろんなかったし

なんせ、私が男女問わず

周りと仲良くできるタイプでは全くなかったから

教室の隅っこで本を読んでいるような真面目な陰キャだったから

尚更ね。

 

ある行事の時に偶然同じ班になって

班活動で同じ話題をして

給食時間に机を合わせてたわいのない話をする。

 

学生時代のよくある話。

でも、私には特別だった。

 

普通の、

仲の良い友達のように

気軽に名前を呼んでくれて話しかけてくれることが。

 

特別だった。

 

だから、なんの接点もない彼を

ずっと卒業してからも覚えていた。

 

でも、彼はそんな特別がなくても

きっと覚えていたのかもしれない。

 

彼の優しさや強さがどこから来るのか

興味はあったけど知る術がなかった。

 

女子も男子も関係なく

教室の隅っことか、中心の陽キャとか

そんなの関係なく

誰にでも平等にクラスの人に

接していた彼の優しさ?というか

人間性はなんだったんだろう。

 

でも、その優しさを褒められることは

絶対嫌う。

嫌うというか、一見怖いしボスだし言葉遣いきついし

優しいタイプには全然見えない。

 

でも、思い返すと

本当に気がつかえて、周りをよく見てて

きっと大人で、ちゃんと考えられる人なんだと思った。

 

だから、

彼と話したのは

同じ班だった数週間だけ。

 

班が変わって、席が離れれば話す機会はなくなるでしょう。

 

卒業して、

2回くらい地元の駅で姿を見かけたけど

私の知らない制服にローファーを履いた彼は

知らない人で。

もちろん話しかけることはできない。

 

それから大学1年の秋に会うまで

何もなかった。

忘れてたよ。

一時期、彼に憧れを持っていたことも。

 

噂も届かないくらい

違う世界に住む人。

 

でも、そんなに広い世界じゃないから

私たちはまた出会う。

 

選択した。

彼と出会う私を選択したんだ、私が。

 

そうして、

彼を試して、離れる選択をしたのも私。

 

今も、隙あればまた会いたいと願う私。

 

彼と同じ時間を共有した期間はあまりにも短い。

それでも、

彼を知った数週間と

彼に惚れた、たった数十分と

彼にドキマギした数日と

彼と駆け引きした1ヶ月と

彼の特別になりたかった2ヶ月。

恋に恋してる5年の月日。

 

恋に恋してる期間が一番長いなんて

あまりにも悲しすぎるね。

 

さすがに待ちすぎたのかもしれないね。

早く解放されたい。

 

 

※彼が全人類に平等だった理由。

きっと面倒臭いからなのかな、なんて。

きっとそんな心の狭い人間ではないし

良し悪しを感覚的に推し量る人でもない。

きっと本質的によくない人間は徹底的に排除するタイプ。

だからこそ、それ以外の人は平等なのだ。

ある意味、残酷な人なのかもしれない。

私と同じで。

無関心なのかもしれない。

自分の世界を、価値観をしっかり持っている人だから

他人に左右されないし、妥協も揺るぎもしない。

だから堂々としていたのかもしれない。

他人を認めるとか、尊重するとか

そういう綺麗な理由ではなく

自分以外、自分の価値観以外気にしないだけだったのかな。

 

謎なんだ。

器用なのか、不器用なのか。

強いのか、弱みを見せれる瞬間はあるのか。

残酷な人なのか、優しい温かい人なのか。

彼の本質に近づきたくて、興味に惹かれて。

でも、結局わからなかった。

知れなかった。

だから、ずっと未練が残るんだよ、ばーか!

 

 

 

1年ほどに遅れて

「愛の不時着」を完遂した。

 

恋愛偏差値20くらいの私が見ると

どうしてもダンちゃんが愛おしくてたまらない。

 

私が思うダンちゃんは、

地位もあって裕福な家庭のお嬢さん、

美人でスタイルもいい、

おそらく成績も優秀で、才能もある。

才色兼備の素敵な女性。

裕福な家庭だけど性格が悪くなりきっていない。

多少拗れてはいるけど、性格悪女ほどではない。

普通の男性だったら憧れの高嶺の花的な存在。

 

なのに、愛されないのだ。

初恋の人(リジョンヒョク氏)に恋に恋して10年。

ひたすら恋してるのに10年間報われない。

 

可哀想というのも可哀想なくらい

ダンちゃんは他人からは何でも持ってそうな人に見られるけど

実は本人が心から願っているものなんて持っていない

そういうコンプレックスのある人に違いない。

 

でも、彼女にもプライドがあるから

それを他人に悟られないように

かっこよく、気品高く、強く生きているのだ。

 

そんな彼女が

弱みを握られた相手。

弱みを見せられる相手。

それが、ク・スンジュンという男だ。

 

彼も彼で器用で不器用な不幸な男だ。

そんな一見、華やかななんでも持ってそうな2人が

お互いに影というか、弱みを知ってしまった時。

 

惹かれずにはいられないだろう。

 

私は、メインの2人よりも

彼らの関係性が素敵に感じたように

 

こっちの2人の幸せを願った人は少なくないと思う。

 

共感度で言ったら

彼らの愛し方はとても素敵で愛だった。

 

 

私がダンちゃんに心奪われた瞬間は

ラーメンのシーンで

下を向きながら

ふふって笑みが溢れるシーン。

 

あの微笑みに惚れない男は

男じゃないと思います!!!

 

好みはあるので

まぁ許しますけど、、

 

でも、いつも強くかっこいいダンちゃんが見せる

あの無防備な笑顔はとても魅力的だし

あの笑顔を見れた男は特別と感じざる得ないですよね!??

 

恋に恋してた彼女が見せた

究極の必殺技にノックアウトですよ。

もはや、テクニックではなく

彼女自身の魅力が。

 

 

 

だからこそ、

彼が彼女の好きな理由が100点満点すぎる。

 

「「節度のある頑固さ、あふれる貴族的な気品、自信に満ちた態度と優雅さ、その全てが理由です。」」

 

ダンちゃんの強さと弱さと、不器用さ、愛しさ、美しさ

全てを物語っているこの愛の告白。

クスンジョンいい奴や、、

この魅力に気づいてくれてありがとう。

 

ソ・ダンという女性は

とてもとても魅力的な女性なのだ。

 

 

私の憧れ像が決まったというか

腑に落ちたセリフだった。

 

強く、清く、美しく。

強さと優しさと優雅さ、美しさを兼ね揃えたそんな女性でありたい。

 

 

 

人生で1人でいいから

愛したい。愛されたい。

 

 

ダンちゃんに共感しながら

ダンちゃんみたいにまだ前を向けてないけど

未練に囚われているけど

もし、彼が私のたった人生でたった1人だったらと期待してしまうけど。

 

それでも、私はきちんと自分が憧れる女性を目指して生きようと思う。

 

いつかちゃんとそんな私を愛しいと思ってくれる人が

現れるまで。

自分を信じたい。

 

 

 

毎日、仕事で嫌になることも多いけど

人生は続くから。

 

人生は続くから。

過去も今も人生の主役は私だし

主演も監督も私だ。

 

なりたい私で生きたい人生を生きるんだ。